■初桜 上撰と本醸造
いよいよ、慌ただしい時期がやってきた
酒好きにとって、慌ただしい時期とは
忘年会、新年会の季節のことである
このような場面にでも
普段から美味な日本酒を飲み慣れている我々とっては
おいしくお酒をいただきたいと思うのが人情である
とは言うものの
2,3人で家で飲むのなら別だが
さすがに予算が限られた宴会で
ましてや、会費5、6千円ともなれば
吟醸酒や特別純米酒というわけに訳にはいかない
一般に、こういう席で出てくるのは
いわゆる、上撰クラス
飲み放題ともなれば
何を飲まされているのかさえもわからない場合もあるのだ
ただ、お店によっては
銘柄だけなら、指定できる料理屋があるのも事実である
その場合は、ラッキーと思って
自分の舌を信じて、好きな銘柄を選ぼう
そこで、私は、こういう非常事態に備えて
密かに普通酒、上撰クラスを飲み比べをしてきたのである
さて、今回用意した酒は2本
土山、安井酒造場さんの「初桜」上撰と本醸造だ
上撰と本醸造なのだから
味に違いはあって当然である
宴会に出てくる酒は、ほぼ燗なので
ぬる燗~熱燗でいただいた
上撰は、やや辛く感じる
本醸造は、甘みと、旨みが増している
さすがに、両方とも、飲み飽きしないおいしさである
これなら、宴会でもおいしくいただけそうだ
最悪、飲み放題などで
どうしようもないお酒に出会う場面に出くわしたら
そこは、飲むのをぐっと我慢して
翌日、買っておいた日本酒を飲むことにしよう
関連記事